第一次トライアルブームが落ち着き、各地にトライアルチームがわんさと有った。
その頃のバイクはヤマハTY125改175cc、TY250、ホンダバイアルス、イーハトーブ、お金持ってる人や上手な人がRSC(現HRC)のRS200Tが主流だった。
ただ、TY系はすでに生産中止でイーハトーブも当時のセクションを走るのには不向きになっていた。
かといって、60万近いRS200Tじゃお手軽に買えないし、公道も走れない。
そんな頃に発売され、第二次トライアルブームを巻き起こすきっかけになったのが、
ホンダTLR200!!
あっとゆう間に数万台売れ、当時のロードバイクより売れてた記憶が有ります。
で、今でもこのバイクを持ってるトライアルライダーは多く、それなりに改造して、ツーリングトライアル等を楽しんでらっしゃいます。
で、その中の少なからずの方が、RTL250Sのエンジンを載せてみたいと考えておられます。
で、僕もそん中の一人(笑)な訳でして・・・。
同じ系列のエンジンながら、かたや市販公道仕様、かたや当時最先端のレーサーエンジン、載るのは簡単に載りますが、キックペダルがフレームやブレーキペダルに干渉し、エンジンもかけれない状態。載せるのを諦めるか、フレームとブレーキペダルを改造するか、キックペダルを改造するか、RS250TAのエンジンを探して載せるか・・・。
僕の場合は、キックペダルを改造して載せてみたのですが、下手糞鋳造溶接の為、キックペダル折損が頭から離れず、とても乗る気になれず中止。
それでも、なんとか載せてみたい!とゆう思いが消えず、パーツリストを睨める事30分。
あれっ?このパーツ換えれば積めるがんや。
8割がた、成功の可能性有りと読み、パーツを揃えます。必要なのは、
TLRの純正キックスタータースピンドル
RTLのクランクケースガスケット(販売中止なのでTLRのをカットして使用)
その他パーツは前回オーバーホールしてから間もないので再使用します。
(ガスケット類は殆ど手に入りませんので注意。僕も後一回分しか持ってません。)
これを降ろして。
ピンボケ。
組み上げ最中のRTLエンジン。クランクケース全バラの画像は、作業が楽しすぎて忘れました(笑)
そして、塗装。
キックシャフトのスプライン位置の関係で、TLRのクラッチカバーを装着。若干エンジン幅が大きくなるけど、仕方無い。
左側もTLRの電装、フライホイール、カバーを使うので、更に幅大。ここで、忘れちゃいけないのがオイルフィルターローターもTLRのと交換する事。忘れるとオイルがヘッドに回りません。
マスキングを剥いで、ボルト類をステンキャップボルトに交換して、
完成!
おりゃぁ!と積み換えて
完成!
だったけど、ここまでばらすなら、ミッションのシフトシャフトもTLRのに交換するのが正解。
チェンジペダルの加工(現物合わせで曲げ直し)が必要でした・・・。
ここまでやってみて、疑問。
なんで、皆しないんだろ?
知らないのか?
凄く疑問。
難易度低いのに・・・。
てな訳で、乗らないトライアルライダー、フジカス君は次のプロジェクトに挑戦中!
ガスガスT12に、余ったTLRエンジンを積む(爆)!!
チャレンジは永遠に続きます。